My NIKKI

1996年生まれ。

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スモーキーマウンテンの地へ

 
こんにちは。マニラの食事にも慣れてきて毎日楽しい生活を送っております。そんな中今日はフィリピンの貧困で有名な場所へ行ってきました。それをお伝えしたいと思います。
 
実は私のインターン先はマニラのトンド地区にあり、フィリピンの貧しい人たちが住んでいるところで有名な場所だ。今日は始めてそこを訪れることになった。ここでは駅を降りると、ここには私がいままで見たことのない景色がずっと続いていた。ここではリュックは前側に持つのが普通の光景。背負っていると盗まれてしまうみたいで危ないらしい。

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では、スラム街の中を歩いてみよう。いまはスモーキーマウンテンは閉鎖されていて、そこにはたくさんの家が建っている。私はこのすぐそばを歩いてみることにした。まず、はじめに大きな川を渡ることになった。この川は異臭が漂っているが、子供達は川の中へ飛びこんで遊んでいる。飛び込むと川には洗剤の泡のようなものが浮かび上がってくる。それぐらいこの川は汚い。でも、私も飛び込みたくなってくるほど楽しそうに遊んでいる。私が見ていると子供達はより高いところから飛ぼうと競い合っていた。競い合う光景は日本でも見れそうだ。 

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さらに奥へ進んでみると多くの建物が見えてきた。ここは彼らの住んでいる場所。一見暗い雰囲気でありそうだが、とても明るい場所である。行き交う人は皆手を振ってくれる。子供達はハイタッチをしにくる。そして、私がカメラを向けると、恥ずかしながらも笑顔をみせてくれる。ここにもコミュニティと生活があるのだ。彼らの笑顔は実に純粋で可愛らしい。

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フィリピンでおそらく一番の貧困地帯と呼ばれるところにきた。ここの匂いはかなりきつい。ハエと蚊が蔓延していて、さらに犬と鶏が放し飼いされている。近くには大きな国道が通っていて、誇りで空気は濁っている。しかし、当然ここにもたくさんの人たちが住んでいる。出会う人々は皆手を振ってくれる。 

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この後、私のインターン先がパーティーに招待してくれた。このパーティーには人の制限がなく、周りからたくさんの子供達が集まってくる。私の名前は直人だが、皆にはナルトと聞こえるらしい。私はみんなのヒーローになってしまった。この地でもナルトは大人気だ。男の子はみんな知っている。私は日本のアニメの力に驚いた。ナルトはここの子供達皆に希望と勇気を与えているみたいだった。僕は火影のようになりたい。そう話す子供もいた。
彼らは私たちと何もかわらない。貧困ではあるが、男の子はナルトが大好きで忍者ごっこをしている。一方で女の子は拾った化粧水を顔につけて楽しんでいる。あまりに自然すぎてそこに違和感は何も感じなかった。逆に我慢強いくらいなのではないだろうか。周りには多くのカメラやスマートフォンを持っている人が沢山いる。当然触ってみたいとおもうだろう。でも、盗んだりはしない。
彼らの目に私たちはどのように映っているのだろうか。彼らは自分の将来に何をかんじているのだろうか。彼らの目は純粋そのものだった。
 

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どこで見つけたのかはわからないが、ドーモ君のポーチを持ちながら、化粧水を肌に塗る女の子。この姿は日本の女の子にそっくりだ。
フィリピンの人たちはダンスが大好きらしい。とても楽しそうに過ごしていた。最後には写真を一緒に撮ろうとたくさんせがまれた。Naruto! You are my Hero!! とたくさん言われた。私はこの子達のヒーローになれるだろうか。ナルトのような人間になれるだろうか。そんなことを自分に問いかける。