Xiaomiモノづくり研究所の応募に際して
“感动人心、价格厚道” 的好产品让全球每个人能享受科技带来的美好产品
Amazing products that touch your heart, with honest pricing
英語にも日本語にも訳すのが少々難しいですが、これはシャオミのCEOである雷军が、同社のミッションとして発表会で語っていた言葉です。
私は初めてこの言葉を聞いた時、とても胸が熱くなったことを覚えています。
という創業者の思いを聞き、シャオミを応援したいという気持ちも高まりました。
私は今、国内の大手自動車メーカーで商品企画という仕事をしていますが、発表会で雷军が語っていたこの言葉は、私が今の仕事をする際にも、最も大切にしている考え方の一つです。
シャオミとの出会い
時は戻り、私がシャオミに初めて出会ったのは、2016年。中国で留学をしていた時です。
留学前、私は中国という国が急速に経済力をつけていることを知っていましたが、一人当たりの所得で考えれば、日本には遠く及ばず、テクノロジーという分野においては大きな期待をしてはいませんでした。しかし、私が中国に対して抱いていたそのようなイメージは、留学を通じていい意味で壊されました。
QRコード決済が普及し、現金を使わない世界。自動車や家電分野において自分の知らないブランドの企業が多く存在していることに驚き、一種の危機感すら感じるほどでした。とりわけ、スマートフォンに対する中国企業の強さは顕著で、すでに外資企業の存在感は、アップルを除きとても薄くなっていました。
新しい世界、新しい企業に触れた私は、好奇心を大いに刺激され、テクノロジーの世界にのめり込みます。私がシャオミに対して関心を持ち、いわゆる”米粉”となったのは、この時からでした。
コスパに驚く
1人の顧客として、初めてシャオミを見たとき、何より驚いたのはそのコスパでした。当時の小米の最新式のスマートフォン MI6は、最新のチップを搭載し、2眼カメラで2900元。6000元ほどするiPhoneの約半額でほぼ同じスペックを達成していることに驚愕しました。新のトレンドを捉えていたデザインにも魅了され、欲しくなったことを覚えています。
iPhoneが買いたいけど、買えない。。。
シャオミの製品は、そんな思いを持つ顧客にとって最適な商品だと感じました。
当初は、iPhoneの代替品というイメージが先行していましたが、テレビや一般家電など事業の多角化を進めるとともに、小米之家など、オフライン店舗を増やすことにより、ブランドイメージを確立していく姿は、感心しました。
シャオミ製品の購入
私が初めて購入したシャオミのスマートフォンは、Xiaomi Mi MIX3です。
MIX3は、日本で発売されていないため、この時は中国に行って購入しました。
シャオミのMIXシリーズは、市場トレンドの先を行く商品であり、私の最も好きなシリーズの1つです。
MIXシリーズは、シャオミのブランド力向上に大きく貢献しているものだと思います。
日本市場参入
日本に帰国してからも、私はシャオミのことを多くの人に伝えましたが、まだ周りでシャオミを知っている人はおらず、一種の中国通で終わっていました。
しかし、心の中でシャオミはいつか必ず日本に来る。そんな期待を持っていました。
2019年、シャオミが日本に来るというニュースには、嬉しさを感じるとともに、私が留学時に感じた勢いや確信はは間違っていなかったと思いました。
Xiaomiモノづくり研究所の設立
Xiaomiモノづくり研究所の設立が発表されました!
これはシャオミが日本マーケットにも力を入れて来るという証の一つでもあり、とても嬉しいニュースです。(早速応募していまいました。)
正直、シャオミの日本市場における存在感は、他のマーケットに比べまだまだ弱いと感じており、私自身悔しさを感じる部分があります。
スマホ市場で言えば、日本はiPhoneのシェアが非常に高く、特殊なマーケットであることは確かですが、公平な競争環境の市場へ移行しつつあり、シャオミを含めた新興メーカーがマーケットでのプレゼンスを高める余地は大いにあると思っています。
私は、本職での業務経験も活かしつつ、シャオミが日本人にニーズを満たした商品を開発、企画することに助力できれば良いなと考えています。