My NIKKI

1996年生まれ。

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子ども達と会えるのもあと3日、今の気持ちを振り返る

子供達と会えるのもあと、あと三日、、この事実を受け入れることで精一杯。それぐらいこの研修はわたしにとって楽しかったし、かけがえのないものとなった。

ここにいる子供達が学校にいく姿をみとどけたい。学校に戻してやりたい。そしていつかこのトンドをもっと幸せで溢れた町にしたい。そんな思いを持ちながら、ここで帰るのが、本当に悔しいというか、こころ残りというか、、、。

 

プレゼンテーション

今日は子供達の前でプレゼンテーションを行った。全力で作ったんだけど、伝えたいことが本当に多くて、結局4時間ぐらいやってしまったね。みんな集中力どんどん切れてしまって、聞いてんだか聞いてないんだかわからなかったけど、『一人でもいいから、ここを変わるきっかけにしてやりたい。』そんな気持ちで全力でやった。

 

回数を重ねるうちに感覚がつかめているけれど、課題点もたくさん残った。プレゼンをするときに最も自分にあった方法は、頭の中で一度全ての構成を考えたあとに、足りない部分をパワーポイントとして補うこと。これがわかったことはかなり自信につながりそうだ。英語の難しさも少しずつ解消できている気がする。

 

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プレゼント

最後に子ども達にわたしが手作りで作った英語の教材をプレゼントした。ここにいるほとんどの子ども達は勉強が好きでいないことは知っている。でも、その中に勉強したいと思っている子どもが数名いることも知っている。わたしはその数名が学校に行って来れて、ここにいい循環が回ることを願ってこれを作った。彼らがこれを使う姿を見る時間はもうないのかもしれないけれど、、、。

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ふたたび出会うことに

そして奇跡だろうか、帰りがけに、わたしが数日前に投稿したこの少女を見かけた。

naoto2527.hatenablog.com

 

夜はすでに9時。これからゴミ拾いにいくらしい。正直悔しいというか、情けないというか、心にこみ上げてくるものがあった。親が学校に通うことは許さないようだ。特に彼女が女の子であることも大きい。スラムでもやはり男の子を優先的に学校に行かせようとする慣習がある。もし、タガログ語が喋れて母親を説得することができたら、、、でも、今のわたしにはどうすることもできない問題だった

 

しかし、フィリピンから貧困がなくなるのもそう遠くもないのかもしれない。この国の今の発展は凄まじく感じるし、貧困層から抜け出している例もよく耳にする。どうやって、親の理解を得た上で、子どもを本気にさせるか。これが最も難しい。

 

誰も近寄ろうとしない、このトンドをわたしは日本人として訪れた。そして、そこにある問題に気づいた。知ってしまった限り、もうここから目をそらすことはできないだろう。これからどうしよう。そんなことを考える3日前。