将来に悩む、20歳の自分。
トビタテ留学の書類を書きながら、迷う自分の心を今、書いておきたい。
今、こんなに迷って、苦しんでいることを、10年後の自分はどう見るんだろう。
こんなに迷うのは、もしかしたら今しかないかもしれないから、この大切な今を記録として残しておきたい。
『あなたは留学を通して、どんな自分になりたいですか』
今の僕は、これを見てすごく悩んでいる。正直、面接官がが望んでいるような、『正解』を書くことができない。
嘘の記述を書いて書類を通すことはできるかもしれないけど、そんなことしたって、どうせ面接でばれるだろうから。
僕は自分の心に嘘をつくのは、苦手。
俺って、本当に何がしたいの。
心から好きなことって何なのだろう。
やりたいことはたくさんある。
でも、僕のやりたいことなんて、結局興味ぐらいなのかもしれない。
そんなに具体的になんて書けない。
さらに、これ。
あなたは、将来日本の産業界のどの部分でどのように貢献したいと思っていますか
僕は日本人であることを誇りに思っているし、好きだ。
将来日本社会に貢献したい気持ちだって、強くある。
でも、こんなに具体的に書くことなんてできない。
俺って昔から好きなこと、なんだったかな?
僕は昔から好きなのは、『新しいことを学ぶこと。』だった。
小さい頃は生き物が大好きで、いつも魚図鑑や昆虫図鑑を見て、自分が撮ってきたのは何か確認していた。
たまに、珍しいのが取れると、本当に嬉しかった。
中学生ぐらいになると、歴史が好きになった。日本の戦国時代の武将の名前を完全にコンプリートして、城を回ったりもした。
その後は、政治、経済にも興味を持つようになった。
そして、僕は政治経済学部に入学することを決めた。
大学に入っても、いろいろしてみた。失敗もたくさんあったけど、毎日充実してた。いろんなことを、学んだ。
その学んだことの中で、とりわけ大きかったこと。
それは、『自分の好きなことを追うのが最も幸せで楽しい』、ということだったかもしれない。
この記事がそれをうまく説明してくれている。
僕は、この事実を知ってから、『好きなこと』を追うことに決めた。
中国留学もフィリピンへのボランティアも全部自分が好きで始めたことだったけど、最初からそんなにしっかりとした理由なんてなかった。
フィリピンの時は、とりあえず、海外にすごく行ってみたかった。中国留学は、中国知ってたら、将来得するだろうな、とか、日本より絶対いい!って思ったからだ。東南アジアをバックパックしたことも、その中の一つだった。
この選択には、全く後悔していなかったし、何も間違いはなかった。
僕が昔から好きだった、
『新しいことを学ぶこと』
これを通して、確かに僕の夢は少しずつ形作られている。
もっと『開発学を勉強してみたい』ことや、『フィリピンやカンボジアをはじめとした、途上国の発展に貢献していきたいこと。』
こういった思いは確実に僕の心の中にあって、今回のトビタテ申請でも、こんな感じで書いている。
でもまだ、僕のやりたいことって、すごーく『ふわふわ』していて、
どうやら、このプログラムが求めているのは、すでにやりたいことが決まっている人のようだ。
自由だけど、とても難しい。
僕の今回のトビタテ申請は、ある意味、就活に対する『逃げ』でもある。
今の僕が就活で話せるような、すごいネタなんて何にも持ってない。
そもそも、軸がしっかりしてないから、何を選べばいいのかわからない。
もう少し、自分の好きを追ってみたい。
『あなたは留学を通して、どんな自分になりたいですか』
今の僕の心の中を一言で言うならば、
『所属に関係がなく現場に変化を生んで、世界のどんな場所でも活躍できる人材になりたい。』
と、いったところだろうか。
でもまだ、本当に未完成だ。
かなり抽象的な文だなあと、個人的には思っている。
しっかりとした夢を持ってて、それが自分の好きなことで、追い続けられる人が今の私には羨ましい。
タイムリミットは、もうすぐそこにまで迫っている。