My NIKKI

1996年生まれ。

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中国留学帰国のお知らせとトビタテ留学に関して

 

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久しぶりの投稿です。昨日、中国での1年間の留学を終え日本に帰国をしました。充実した留学生活で、時間はあっという間に過ぎてしまいました。まとめとして、中国での留学で感じたことを少し書こうと思います。さらに、トビタテ7期に合格をしましたので、そのご報告をさせていただきたいと思います。 

中国留学に関して

一年の留学を通して、今感じることは、やっぱり留学の力ってすごいということ。中国留学をする前とした後で何が変わったのか。具体的なものは中国語がかなり話せるようになったことぐらいしかないのかもしれないけれど、それ以上に自分の考え方を大きく変えてくれた。時間が経つのは非常に早く、いつの間にか終わってしまったという感じだった。いろんな国籍のいろんなバックグラウンドを持った人に触れて、いろんな場所に行ってみて、人の人生の選択の多様さを知った。考え方も多様性にあふれていて、中国からみた世界は、日本から見た世界とは大きく違っていた。
世界中のモノが集まり、アイディアに溢れる中国は、私にとってあまりにも魅力的だった。世界の工場でもあり、世界の市場でもある。夢に溢れていて、面白い。現金は使わず、シェアリングが広まっていて、成都のような大きい街でもそこら中にシェアリング自転車が溢れかえっている。もうなんでもありだった。日本で10年かかることが、3年で済んでしまう。本当にそんな感じで、時間の流れがめちゃくちゃ早い。ファーウェイ、シャオミ、Oppo、Vivo、TCL、Hisense、Lenovo。新しい企業が湧き水のように出てきていて、国の若さを強く感じた。
中国は都市それぞれに違った魅力があるので一重にいうことはできない。私の留学先である成都では、今まさに発展している中国内陸部を実感すると同時に、世界遺産である九寨溝,黃龍,峨眉山,都江堰等、豊かで美しい自然が残り、壮大な中国の自然を感じることができた。でも、私が知ったのは、まだ成都だけ。中国全体から見れば、本当に小さい一部分。北京,上海,广州,敦煌、中国には魅力的な場所が山ほどある。北京と西安は行ったので、次に行ってみたい場所は、珠江デルタ。電子産業が集積する深圳、自動車の工場が集まる広州、金融で栄える香港、娯楽の都市澳门。中国にいれば、全てもモノが揃うのではないかという気がする。ここに、世界の縮図があるかもしれない。
 まとめると、留学に行って本当に良かった。日本にいるときのような圧力を感じることなく、自分の好きなことをのびのびとできた。自分が前よりももっとわかるようになって、何をやりたいのかもさらに明確になった。そしてまたここで、自分の次にやりたいことが見えた。点と点が結ばれて、線になり、また新しい点を置けることが嬉しい。
中国では順番も待たないし、列にも並ばないから、ムカつくことだってめちゃくちゃあるんだけど、一人一人が自分の足で立って生きている力強さを感じた。国民性がそうなのだから、政治もビジネスもまったく同じ。私は中国にあるこの力強さみたいなものを、日本に持ってきて活気づけたい。ルールに従順で、周りを気にしていたら変化は起きていかない。もっと燃えるような競争が日本にあってもいいと思う。私はそんな社会を実現させてみたいと思った。

トビタテに関して

そしてもう一つのお知らせ。文部科学省の主催するトビタテ留学JAPANという制度に合格いたしました。帰国してすぐなのですが、今年の10月より、1年間フィリピンでインターンをしてきます。
私がトビタテに応募するきっかけとなったのは、大学一年の頃、所属するアイセックという学生団体の活動でフィリピンでのインターンシップを経験したことです。帰国したあとも、もう一度フィリピンに行きたい。という気持ちをずっと持ちながら過ごしていました。そこで、交換留学中ではあったけれど、トビタテに応募をすることに決めました。
トビタテ留学の応募書類を書いていたのは、東南アジアをバックパックしていた時。疲れている中で書類を書くのはかなりしんどい部分があったのですが、一度自分で決めたことは全力でやり遂げると決めていました。中途半端にやって後悔をしたことが今まで何度もあったので、そんな過去の自分との決別という意味も込めていました。
面接の時は、一時帰国をしました。面接は受けただけでも、非常に学ぶことが多かったと思っています。6人でディスカッションをした際に、それぞれの方の留学計画を知りました。どれもユニークな留学計画で、まるで自分の計画が普通すぎるんじゃないんだろうかと、思ってしまったぐらいです。ユニークな考えと熱い気持ちを持った多くの学生と知り合えたことが、トビタテに対する自分の想いをさらに強くしました。ディスカッションの際、かなり痛い部分を突かれて、そんなに自信があったわけではないのですが、最終的に合格という結果をいただくことができ、非常に嬉しかったです。
トビタテの魅力は、もちろん奨学金をもらえるという意味もありますが、私は何よりもそこに集まる『人』に対して、強い価値を感じています。自分の志を持って、それぞれの部分に尖った学生と出会えることは、自分自身の励みにもなります。
トビタテの書類を書く際は、自分自身は何がしたいのか、自問自答をし続けました。最終的にそこに対して明確な答えは見つかったわけではなく、それも正直に書きました。その上で、自分の背中を押してもらえたことに感謝しております。最後は熱意を評価してもらえたのかなと、思っています。
 
まだ初めの一歩を踏み出したにすぎませんが、準備を怠らず、これからも日々に全力で取り組んでいきたいと思っています。
8期の応募も開始したみたいです。海外に行きたいと思っている方、ぜひ応募してみてください。成績も関係ないです。熱意があれば受かります。