My NIKKI

1996年生まれ。

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それでも僕が中国留学を選んだわけ。

 
 
今まで、周りの人に留学に行くなんてあんまり言っていないのでびっくりする人もいるかもしれませんが、実は8月22日より、一年間中国へ留学にいきます(来年の7月に帰ります)。
 
 
やっぱり文章にまとめてみるっていいですね。この文章を考えるために20時間ぐらい使っていそうです。結構自分自身と向き合った気がします。
 

なんで中国にしたの? 

 
これみんなに言われます。結果的には、成績とか物価とかいろんな理由があってこの大学にしたわけですが、『なんて答えればいいのだろう。』なかなか私はこの質問に答えることができませんでした。
 
 
留学と聞くと、表面的には明るいかもしれないですけど私の場合は実は迷いもかなりあって、、。だから、周りにもあまり言ってこなかったってのが正直なところでもあります。本当はフィリピンにまた早くいきたいって思っているのが本音であるし、今の日本でのインターンとかすごく充実してるし、本当にこれでいいのかって、未だに思ってます。留学にいくことで、自分が失うであろう機会や経験も相当大きいだろうなと。家計への負担だって軽くない。特に個人負担笑。
 
 
でも、だからこそ、留学をするなら日本にいる以上の経験を得なければならないし、いくからには最高の経験に変えなければならないと感じています。
 
 
そんな感じで留学先でも、自分がどんな学びを得て、何を考えているのかを可視化していくために、ブログは書いていこうと思いました。
 
 
上をちょっとまとめると、私にとっての留学はかなり、『重い選択』でした。
 
 
自分に留学なんか務まるのかって言われたら、実際はあんまり勉強好きじゃないし、微妙ですからね笑。
 
 
そんな迷いのある中で、それなのになんで行くことに決めたのか、、初回ではそこに至るまでの経緯を少し話そうかなと思います。
 
 
以下長文ですよ笑。
 
留学の志願書を出したのは、今年の1月。そのころの自分といえば、なんだかやりたいこともなくて、とりあえず海外行ってみたいなー、と思っていたのが正直なところ。奨学金貰えたらお釣り出るぐらいだし、めっちゃ余裕じゃん!!とかね。日本の授業よりよさそうとか、英語上達しそうとか、いわば、普通にありがちなやつです。中国を選んだのも、中国が大国になって将来役立ちそうと感じていたからです。このパターンで留学に行くと、結構成功するんですよね。帰国するころにはその国が大好きになっていたりして。
 
 
私も、普通にこのパターンになると思っていたのですが、実はちょっと違いました。何が違ったかっていうと、その年の春にフィリピンに行ったことです。この経験は自分にとってかなり大きいものになりました。さらに、そこでいろんなものを見て、感じて、挑戦をしている中で、『これやりたい。』ってことが見えてきたんです。そして、これが足りない。というのも、同時に強く知るきっかけとなりました。
 
↓参考程度に 
 
留学が決定したのはちょうどそのころ。でも、この時は正直行く気あんま出なくてですね。やりたいことがあって、フィリピンにすぐにでもまた来たいって思ってました。とりあえず、大学の国際化とか、国際関係担当の教授とかに、留学先を変えたいです。って行ってみたけれど結果は変わらず。
 
 
さらに追い討ちをかけたのが、学校の成績。もともと奨学金をもらえる成績だったのですが、秋の成績が悪くてダメになってしまったんですね。学生に月6万は本当にでかかったです笑。
 
 
なんで中国なんだっけ?、とか思ったりして、落ち込んで本当に悩んでいたんですけど、このときはとりあえず目の前のことに集中しようと考えました。フィリピンに学校で集めた文房具を送ったり、NPOユニカセのメンバーとして社会起業家を集めたカンファレンスの企画をしたり、春学期はいろいろなことをしていました。どれもめちゃくちゃ楽しくて、、。
 
 
当然うまくいかなくてつらいこともたくさんあったけれど、(一番つらいのは、仲間を失うことでした。)失敗の中で学んだことやたくさんの人との出会いを通して、確実に成長できた実感があります。目的が分からなくなったりして、迷って迷って、でも考えて、自分なりの答えの中で行動を起こす。そのプロセスにはとても価値があり、少しづつ前進できていたと思います。
 
 
こんな春学期を過ごしながら悩んだ末、結果的に留学には行こうと決めました。留学中でしかできないこと、そしてその機会を自分は今得ていること。その希少性と可能性を吟味した上でいくことに決めました。今回は『できない自分』に目を向けながら、自分自身の価値をもう少し上げていきたい。正当化をして最もらしいことは言いたくないので、はっきりというと自分の達成したいことに直結するような留学の目的はないかもしれません。それは、そもそも中国に行ったことがなくて、経験に基づいたことがないからです。でも、結果的には目標達成をしたいことがあり、その先に自分の理想があって、それがこの留学の目的となるのではないかと感じています。(フィリピンは帰国後にいくことにしました。)
 
 
ここで少し、上記であげたように私が留学中目標としていることを大きく3つに分けて紹介していこうと思います。なぜ、中国を魅力的に感じたのかも含めて、言及していきたいです。
 
 
⒈語学力を向上させること
ありきたりかもしれないし、なんかダサい感じもしますけど、私にとってはこの理由がやはり大きかったですね。フィリピンへいった時も、もう少し言語が伝われば、、、そう思わなかった日は正直一度もありませんでした。相手を説得できるほどの言葉の力、現地の状況の深刻さや、気持ちを聞くだけの力、それが私にはありませんでした。それが本当に悔しくて悔しくて。あー、俺って何にもできないんだなーってのを、思い知らされました。なので、帰ってくる頃には、しっかり相手に提案をできるぐらいの英語力が欲しいと感じています。英語では数多くの文献があり、世界中の情報が手に入ることも魅力的です。授業自体はは英語で行われるので、まずはそれについていけるようにしていくことですね。
また、中国語をやっておきたいというのも大きかったです。フィリピン行ったときにも、華僑の力には正直かなり驚きました。それで、中国に興味が湧いてきました。自由奔放な正確なので、とりあえず英語と中国語が喋れたら人生どうにかなりそうだなとかも思ってたりもします笑。そんなに簡単じゃないだろうけど。
 
フィリピン主要財閥一覧(参考)

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⒉旅をすること
留学って勉強だけじゃないよ。ちょっといけてる留学のイベントに参加してこんなことを言われました。もともと旅をしてみたいって強く思っていたんで、これは絶好の機会なのかもしれないと思い、今は留学中一番してみたことは実は旅だったり笑。なかなか一年のビザも取れないことだし、思いっきりいろんなところを回ってみたいと思います。
長期休みの計画では今のところ、中国成都→混明→大理→景洪と西南地方を回った後に国境を越えて、ラオス→タイ→カンボジア→ベトナムと行き、再び中国に戻って南寧→桂林→重慶→成都に戻って来るコースなんかを予定してます。めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか?(冬は寒いので、南に進むことに決めました。)期待しててください。
 
 
 
⒊中国という国家を理解してくること
中国を自分の目で見てみたい。以前よりその思いはとても強かったです。中国の情報っていろんなのがありますけど、やっぱり自分で見ないことには語る権利ないと思うんですよね。フィリピンに行って先入観が壊された時、面白くてたまらなかったんですし、中国でもそれをやりたいなと思いました。中国ってどんな国?最終的にはそんな質問に答えられるようになりたいと感じています。なにより、自分の意見を持ちたいです。何が良くて何が悪くて、人々はどんなことを考え、どんな生活を送っているのかなど。
また、将来自分自身が格差是正に強く取り組んでいきたいと考えていることからもこの国で勉強する価値はあると思いました。中国は以前社会主義国家であり、格差をできるだけなくす世界をつくることに挑戦をした国です。その理論に対して私は一定の共感をしていますし、参考にするべきとこは大いにあるのではないかと思っています。
 
 
これが、私が考え出した3つの目標です。そして、これを達成し終えた時の自分の姿があって、それは将来的に自分のやりたいことを達成るすために繋がっていくのではないかと感じています。
 
なんで中国にいくの?
 
この質問には上記が理由になるのではないかと思います。
 
 
最終的には、中国で留学をした経験が、今後自分のやりたいことを強く後押ししてくれるんじゃないだろうか。そう、経験から感じました。はい、直感です。僕はすごい直感で動く人間だと思っています。私は中国に何か経験を持っているわけではないので、『こんなもの得られそうだな。』それが限界であり、今は一種の賭けみたいな気持ちでもありますけど、これがどれぐらいいい経験にできるかは最終的には『自分次第』だと思います。
 
 
最近、勝手に決めさせてもらったテーマとしては
 
留学×旅
 ってのがあります。
 
海外にいくと、自分ってなんなのか、そんなことを考えることが多かったりもして、楽しいんです。特にバックパックはしたいです。ブログも更新したいですし。
 
最近は、世界一周にいきたいとか言ってる仲間に囲まれてるからか、かなり刺激を受けています。僕もめちゃくちゃ旅したいです。この間、私の親友が、『世界一周にいきたい!』って行って留学をやめる選択を直前にした時、『うわ、まじか。』って、思いました。彼の境遇は私と結構似てる気もしたし、だからこそ一緒に頑張りたかったってのもあって、ちょっとおいていかれた気もして、、。
 
とりあえず、僕も、一年間死にもの狂いで頑張ろうと思います。仲間に恥ずかしい生き方はできませんね。
 
 
原山 直人