My NIKKI

1996年生まれ。

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パヤタスのダンプサイトへ

こんばんは!今日は新たなスモーキーマウンテンをみるために、ケソン市の湖のすぐ近くにあるパヤタスという地域に行ってまいりました。トラックの排気ガスがひどく、肌がベタベタで真っ黒になり、喉もかなり痛くなりましたが、様々な現実を目の前にして、感じるところも多かったので、記憶の新しいうちに今日の記憶をまとめてしまいたいと思います。

 

私の行ったパヤタスという場所は、マニラの北東側に位置しています。自分の住んで居る場所からは電車で1時間、そこからタクシーを使って中心街にでて、さらにトライシクルを使って目的地へといきます。パヤタスに行って欲しいとタクシーの人に行っても、とても嫌がられます。そんな場所です。かかった時間は3時間ほど。費用もかなりしました。しかし、そんな時間と労力を通しても見たいものがありました。それは、新しいスモーキーマウンテンです。

スモーキーマウンテンの歴史を少し話すと、以前はマニラのトンドという場所にありました。しかし、トンドではすでに閉鎖されていて、今は森になっています。では、今までの集まっていたゴミはどこへ行ったのかというと、実は新しい場所に移ったのです。それが私の今日行ったパヤタスと呼ばれる場所です。

パヤタスの地域は街全体が貧困地帯という感じです。もともとスモーキーマウンテンがどこにあるのか知らなかった私は周りの人に聞きながら、目的地へ向かいました。途中にゴミを積んだトラックが数多く走っていることに気づき、後をついていくように進んでいきました。

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無事到着。多くのスラム街がある中にそのゴミ山はあった。あたりには嫌な臭いが充満し、見たことのない色の川が流れている。

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プラスチックでできた、白い袋を洗う姿。お金になるらしい。

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ゴミを運ぶトラックが絶えず行き交う。

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こんなところに住んでいるとは、目を疑う光景だ。

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なぜか、枯れた一本の木が立っていた。その上に立って遊ぶ子供達。この木は私たちに何を訴えかけているのか。

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『光のあたらない場所』そんな印象を強く感じた。ここは過去にスモーキンマウンテンがあった場所と比べると、マニラの中心街からはかなり離れている。電車も通っていないため、一般の人が行くには難しい場所だ。とても閉鎖された環境で、人の目を避けるためにこの地が選ばれた気がする。

でも、ここにもたくさんの家族と生活がある。唯一の救いは子供達の笑顔。私の歩く後ろについてくる。彼らに光の届く日はくるだろうか。