My NIKKI

1996年生まれ。

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フィリピン最新情報

こんにちは。フィリピンから帰ってきて1ヶ月が経ちました。最初はいろんなギャップの中で困惑することが多かったですけれども、今はもう生活にも慣れました。

 

さて、私が今日この記事を書くのは、皆さんに情報を提供するためです。私は出国前、フィリピンについて様々なことを調べましたが、正直フィリピンに対する日本語の情報は少ないと感じました。特にトンド地区(私の言ったフィリピンの貧困地帯)に関しての正しい情報は全くなかったかもしれません。あっても、事実と懸け離れたものばかり。10年前の記事を見ていても、今とは違ってしまっていることがたくさんあります。フィリピンの経済成長は著しく、時代の流れは早いです。その中で、少しでも新しい情報が提供でき、これからフィリピンで何かを始めようと思っている方の助けになれたらと感じ、このブログを書かせていただきます。(すべての情報が正しいわけではないです。あくまで参考としてください。)

 

  教育

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まずはこの分野から言及していこうと思います。今のフィリピンの教育制度は6424制。新しく中学のあとに日本でいう高校ができたようです。この新しい制度のため、私が訪れたころのマニラの教育システムはかなり複雑でした。

公立校の場合

私が視察にいった場所はトンドの公立高校でした。授業は朝、昼、夜で三部制になっていました。人の入れ替わりが多い上、とてつもない人数がいるのでみんな廊下で勉強をしています。同じ学年でも生徒の年齢はバラバラです。新しい生徒が入ってきたり、辞めていったり、これはフィリピン教育の大きな特徴です。学校に関しての詳しい記事は↓リンクでお願いします。

 

naoto2527.hatenablog.com

 

しかし、フィリピンにはドロップアウトしてしまう子ども達がたくさんいるので、復帰の制度もたくさんあります。その一つがALS (Alternative Learning System 代替教育制度)です。これは日本の高卒認定試験のようなもので、私はこの制度にめちゃくちゃ可能性を感じていました。なぜなら、この制度があれば、大学を受ける資格がもらえるからです。フィリピンでは一般就職をするには大学へ出ることがかなり大切なことになってきます。長く学校へ行けない子どもでも努力次第で学校にいける。大きな可能性を開いてくれます。

このほかにもブリッジスクールという、学校に戻るときに飛び級をするための学校もあります。現地ではALSよりこっちの方のが有名で一般的です。しかし、これは修了要件が厳しく(年間休みが3日以内など)ここから学校へ復帰するのもなかなか難しいという状況があります。

授業内容に関しても大きな変更があります。英語より母国語を重要視する政策になりました。今までは、小学校から英語で授業が行われていましたが、それが高校からに変わり、さらに、理科と数学のみになったようです。学校に復帰するための試験も英語、フィリピン語、数学、あと何か誰か情報お願いします)、の4教科になりました。それぞれの配点は25%ずつで確実に英語の比重は下がっています。

 

 交通

交通に関して、そのほとんど制度が整っていないのが現実であると感じます。交通規制はないようなものです。マニラは夕方には渋滞が必ずと言っていいほど起こります。ラインなども引かれていないので、基本なんでもありですねww。

 

 インフラ

インフラはまだまだです。あちこちで水があふれています。今まさに改善中という感じです。 トンド地区に限って言えば、インフラは皆無であったと言っていいと思います。でも人はたくさんいるので、成長する余地はまだ無限大だろうと感じました。

 

 治安

日本に比べたら、そりゃかなり悪いと思います。でも、私は現地に2ヶ月滞在していましたが、一度も盗難などにあることはありませんでした。 しっかり気をつけていれば、滅多に襲われることはありません。言われてるほど危険でもない気がします。

 

 ストリートチルドレン

ストリートチルドレンはどこに行ってもいます。社会から見放されている感じが拭えません。もはや誰の視線にも止まっていないように感じます。道端で倒れていても、誰も手を差し伸べる人はいません。これはやはりフィリピンの大きな社会問題のように感じます。

 

労働制度

フィリピンの労働制度は日本とかなり違うように感じます。日本だったらファーストフード店ではどこでもアルバイト募集のポスターを見つけることができますが、フィリピンにはそんなものはありません。学生のような若い人が働いている姿を見ることもほとんどありません。労働の制度もかなり特殊なようです。特に問題なのは半年以上雇用すると正社員にしなければならないという法律。この法律が理由で、半年直前で雇用を解除される人が相次ぎます。この制度は、企業側にとっても、労働者側にとっても損なのですが、こう言った変な法律が多くあるのはフィリピンの一つの特徴のような気がします。

 

プライバシー

もっと寄付を可視化してみてはどうか。そんな提案をNGOにしたことがありました。しかし、子供のプライバシーを守るという観点では難しいようです。一番のネックは、やはり彼らが未成年であること。その点でプライバシーはかなり強くなってしまいますし、労働をさせることはできません。いつもゴミ拾いをしていて、学校にも行けない。もう十分児童労働みたいなもんじゃないかと思うのですが、だからといって組織が仕事をさせるわけにはいかないようです。ここに支援の難しさが隠れていました。